大阪万博の開催を記念して、日本画家・堂本印象と大阪の関係性について紹介する企画展を開催します。印象と大阪との関係は深く、初期から晩年にまで及びます。青年時代は織物店の図案家として大阪に務める傍ら、画家として出版や個展の開催など意欲的に活動を行いました。日本画家としての成功を収めて以降は、社寺などからの依頼が殺到し、大阪四天王寺からの依頼で、昭和13年(1938)には新しく建立された宝塔内部に印象仏画作品の最高傑作といえる作品を描き上げます(戦時中に焼失)。戦後は、建築家の村野藤吾が設計したモダン建築の輸出繊維会館の壁画(1960)をはじめ、大阪高松カテドラル聖マリア大聖堂を飾るマリア像の壁画(1963)の他、昭和45年(1970)の大阪万博の際には、万国博ホールの緞帳デザインを手掛けるなど多彩な活動に取り組みました。大阪を舞台にした印象の芸術活動について触れてみてください。
- 日程
- 2025年6月12日(木)~9月23日(火・祝)
9:30~17:00(受付終了16:30)
- 料金
- 580円
- 場所
- 京都府立堂本印象美術館
- 電話
- 075-463-0007
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)